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バティック「ろうけつ染め」

バティック「ろうけつ染め」

溶かした蝋で布に絵を描き、布自体を染色することで美しい模様を生み出すバティック(ろうけつ染め)もスリランカでは盛んです。
地方に行けばバティック工場があり、制作過程を見学できます。
飾り用の絵画的なものや、スリランカで男性がよく履いているスカート状のサロンにもバティック染めが使われています。


Batikバティックとは「ろうけつ染め」のことを指し、布を染料で染める際に 色をのせたくない部分に熱で溶かしたロウ(wax)を塗り、水に溶かした染 料で染め定着させ、乾かしたらロウを落として、また同じことを色ごとに繰り返します。
その技法は日本を含めてアジアのほぼ全域、アフリカ大陸や各国に存在していて 科学的でない天然の染
料を使うところもあり、使用する材料も様々。
スリランカにおいてその歴史は意外にまだ浅く、半世紀ほ
どしかたっていません。
スリランカバティックで使用される主な染料はナフトール染料で、赤の発色が非常
に良く洗濯堅牢度が丈夫で色落ちしないという特徴があります。
染料の製造元は海外で、主にインド、韓国、日本製がポピュラーで、品質とコストのバランスが良いとされているのが韓国製の染料で、バティックだけでなくハンドペイントメーカーにも支持されています。
スリ
ランカのバティックは絵画的要素が大きく、他の国のバティックとそこが大きく異なる点であり、観光客に向けて製作されることがほとんどで、残念ながら昨今のスリランカの国内情勢の悪さが、観光業に打撃を与え続けたためバティックは余っている現状です。
政府系の観光客向けの店舗は、非常に安くバティックを作家や工房から買い取るためにバティックメーカーは、素材の品質を下げ て製作せざるを得なく、クオリティが低い作品が量産されるという悪循環が生じています。
そのような悪環境のなかでも芸術性の高いバティックを作っていこうという気概のある作家も存在しており スリランカバティックは、彼らのおかげでどうにか踏みとどまっています。
買い付けには入念な品定めが必要であるが、上質のバティックに出会えたときの喜びは格別でしょう。

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