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Category Archive スリランカ

アーユルヴェーダ

アーユルヴェーダは、サンスクリット語の「アーユス(Ayus・生命)」と「ヴェーダ(Veda・知識、学問、真理)」が合わさった言葉で、「生命の科学」ともいわれる、インド・スリランカにおける伝統医学です。
アーユルヴェーダは、自らが自身の心と身体の状態を知り、心身共に調和のとれた、健康的な生活おくる方法について教えてくれます。
病気を患ってしまっている場合の治療についてはもちろんですが、そもそも病気になりにくい心身をつくること、つまり健康を維持し病気を防ぐという「予防医学」の側面を大切にしています。
アーユルヴェーダは、心と身体の繋がりを理解して、自らを癒していく方法(技術)を教えてくれる、インド・スリランカの伝統文化が育んだ「知識」で、アーユルヴェーダはインド・スリランカにおける「医食同源」身体の状態に応じた、適切な食べ物とそうでない食べ物についても語られており、日々の生活における実践的な生活医学でもあります


アーユルヴェーダでは「ヴァータ」「ピッタ」「カファ」という3つの「ドーシャ(エネルギーのようなもの)が体内に存在すると考え、体質や体調をドーシャを使って診断します。
誰でも、この3つのドーシャを持っており、1つのドーシャに偏っている、またはいくつかの要素に分かれているなど、それぞれで特徴があります。
いずれかのドーシャが過剰に増えると体内バランスが崩れて毒素がたまり病気の原因となります、毒素を排出して日頃からドーシャのバランスを保つことがアーユルヴェーダの健康基本概念になります。

VATA・ヴァータ(風)
・細身、痩せている
・乾燥肌、肌荒れ症
・髪質は強く、枝毛になりやすい
・体力があまりなく疲れやすい
・深く眠れない
・食欲不振または偏食しがち
・行動的だが長続きしない、飽き性
・気分の起伏が激しく心配性
・物覚えも物忘れも早い
PITTA・ピッタ(火)
・中肉中背
・敏感肌、肌のトラブルが多い
・若白髪、若ハゲ
・適度に体力がある
・平均的に睡眠は取れている
・食欲旺盛
・行動は早く行なう
・激情型、怒りっぽい
・記憶力が良い
KAPHA・カファ(地)
・骨太でガッチリとした体型
・肌はオイリーでニキビなどが出やすい
・髪の毛は艶があり量も多い
・体力と免疫力が高い
・寝付きが良く、熟睡できる
・食事を抜いても苦にならない
・のんびりで行動力に欠ける
・落ち着きがありめったに怒らない
・理解度は低いが物忘れはしない

アーユルヴェーダは、中医学・ユナニ医学と並んで、世界三大伝承医学のひとつです。
その中でも最長の歴史を持つアーユルヴェーダは、世界の医療の根源と言われ、西洋医学だけでなく、東洋医学、その他の代替医療などに強く影響を与えたと言われています。


アーユルヴェーダの起こりには、様々な言い伝えがあり、どれも、定かではありません。
ここにご紹介するのは、その中の1説です。
『アーユルヴェーダは、今から数千年前にインドで発祥しました。
当時、インドでは、ヒンズー教が盛んに信仰され、人々は多くの神を崇めており、病気も飢餓もなく、幸せな日々が続いていましたが、突然の気候変化で、干ばつが続き、食糧不足に悩まされた人々は、仕方なく、牛を殺生して、食用しました。
ヒンズー教の最高神であるブラフマは、天からその光景をご覧になり、大変嘆かわしく思いました。
その時についた悲しみの大きなため息が、地上に病気をもたらしたと言われています。

病気でのたうち回る人々をみて、ブラフマは、今度は大変哀れに思い、人間を病苦から救うために、ダクシャという神を使わしました。
ダクシャ神は、ブラフマから教わった人間救済の智慧を実践するために、アシュウィニーという兄弟神を見つけて伝授しました。
アシュウィニー兄弟神は、インドラ神にその智慧を託しました。

インドラ神は、地上に降りて、人間界の中から、ブラフマの智慧を実践できる5人の賢者をヒマラヤの麓に集めました。“リシ”あるいは、“マハリシ”と呼ばれる聖賢達です。
名前を、チャラカ、スシュルタ、バーグバタ、ダンヴァンタリ、アートレーヤと言います。

これらの賢者達は、ブラフマが人間救済のために編み出した、科学的、哲学的、医学的学問を、実践できる形にして当時の人々を救ったのです。
これが、アーユルヴェーダの起こりと言われています。

以来、その智慧は、人々に生きるための法則を説く学問、「神の智慧」として尊ばれ、口伝聴聞の形で伝承されていきました。
ヒマラヤという地は、アーユルヴェーダを実践するための薬草薬樹が豊富な地域であり、賢者達が人間界から遠ざかり、その研究に没頭できる最高の場所だったと言われています。
こうして発祥したアーユルヴェーダは、インドやスリランカにおいて信仰と共に普及し、現在まで守られてきたのです。


 

その他の街

バンダーラウェラ 

広々とした公営グランドでサッカーの練習をする少年たちの向こうには英国調の教会、標高1230mの繁華街からは遠くの山々まで見渡せる、
スリランカ丘陸地帯の数多くある街でも最も気候の良い地域だと言われています。

交通の主所でもあり街の中心地でもある時計塔周辺は多くの交通網が所狭しと往来し活気に満ち溢れています。
毎週開かれるマーケットの日には近隣の町から果実などを売りに来る人や、買い物に来る人で賑わっています。
エッラ

南海岸から急な山道を登った先にある静かな峠の山村。
周りは茶畑に囲まれ平地でも家屋はまばらにしか無く、とても静かな平穏を感じさせる山村です。
エッラの周りにはお寺やスリランカの中でも指折りの大きな滝「バンバラガマ滝」「エッラロック」と呼ばれる町の象徴の岩山、
聖なる山「リトル・アダムス・ピーク」など自然の優雅さを感じさせられる風景もあります。

バドゥッラ

終着駅にある町で、スリランカ中央部の山々を縫うように流れるバドゥッラ河が創った盆地に存在します。
自然が織り成した、この町には緑の谷底に大瀑布がありスリランカ有数の美しい風景と迫力を感じられます。
丘陸地帯でも最も奥にあるため旅人は少なく、食料品や日用雑貨品店がほとんどのメインストリートを、材木を背負った象が歩く風景が見られます。
素朴な風景の中にイギリス植民地時代に築かれた、様々な建築物もあり、他の町にはない独自な「発展」を経た町でもあります。
「ロワー・ストリート」と呼ばれる繁華街には食料品店や雑貨店、軽食店などが立ち並び庶民的な商店街という雰囲気を感じさせてくれます、
日本の地方都市にも似ている感じです。

高原列車でバドゥッラからエッラの間は丘陸地帯でも最も美しい風景が見れる区間なので是非体験して頂きたい。

ハプタレー

ハプタレーは眺めの良い所として知られる山間の街。
雄大な山々の景色と新鮮な空気が魅力で、のんびりとした休息の旅としてお奨めな地域です。
ハプタレーは「茶畑」でも有名で「茶」の集積地として栄えた町。
1年うち多くの朝が深い霧で包まれ、熱帯とは思えないほど涼しく、お茶を育てるに適した気候で、この霧が良いお茶の葉を育てているのです。
ハプタレーでは最高級の紅茶の産地としても有名。


峠に位置するため、商店などは傾斜のあるメインロード沿いに並び、なかなかの賑わいがある商店街になっています。

ハプタレーにお越しの際は是非とも、山から湧き出た清水を使って紅茶を飲んで頂きたい!
どんな高級なブレンドティよりも美味しいものだと実感頂けることだと思います。



◆ディヤルマ滝

ハプタレーからウェッラワーヤに行く途中、道路のそばに姿を見せる滝。
171mもの落差がありスリランカでは3番目に大きな滝にあたります。
それほど広くはありませんが水浴びには丁度良い感じです、ただし水温はかなり低いので注意が必要。
付近には滝を眺めながらお茶を楽しめるお店もございます。

◆コスランダ
ハプタレーからディヤルマ滝に着く5km手前にコスランダという小さな村があります。
山村ともあり平らな部分は外んどない土地に合わせたように商店や家が並ぶ、のんびりとした休息な時間を過ごすには最適な平和な山村です。
所々に展望台のような場所があり、そこからの眺めは絶景です。

スリランカ

「光り輝く島」という意味の名前を持つ国。
その自然の豊かさから「インド洋の真珠」とも、またその歴史の悲しさから「インド洋の涙」とも呼ばれています。
かつての国名「セイロン」の名を冠した芳醇な味わいの紅茶。
清涼な気候と眺望に恵まれた高原地帯。
色鮮やかな魚が戯れる群青の海。
さまざまな鳥や動物が棲む緑。
いにしえの栄華を想起させる遺跡。
人々の心を射止める宝石、そして、どこまでもあたたかい人々のもてなし。
北海道の約8割という国土の中に、自然、民族、文化が驚くほどの多様性を備えて混在しています。


【面積】
6万5,607平方キロメートル(北海道の約0.8倍)

【人口】
約2,103万人(2016年)

【首都】
スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ

【民族】
シンハラ人(74.9%),タミル人(15.3%),スリランカ・ムーア人(9.3%)(一部地域を除く値)

【言語】
公用語(シンハラ語,タミル語),連結語(英語)

【宗教】
仏教徒(70.1%),ヒンドゥ教徒(12.6%),イスラム教徒(9.7%),キリスト教徒(7.6%)(一部地域を除く値)

【通過】ルピー
1米ドル=152.33ルピー(2017年5月末値)

1ルピー=0.74円(2017年5月末値)

【内政】
スリランカでは,1983年以降25年以上に亘り,スリランカ北・東部を中心に居住する少数派タミル人の反政府武装勢力である「タミル・イーラム解放の虎(LTTE)」が,北・東部の分離独立を目指して活動し,政府側との間で内戦状態でありましたが,2009年5月に政府軍がLTTEを制圧し内戦が終結。
内戦終結後,ラージャパクサ大統領は任期を2年残し,大統領選挙の繰り上げ実施を決定。
2010年1月に大統領選挙が実施され,同大統領が再選。
その後,同年4月に総選挙が実施され,同大統領率いるスリランカ自由党(SLFP)を中核とする与党統一人民自由連合(UPFA)が過半数を大きく上回る144議席を獲得して,引き続き政権運営にあたることとなりました。
2010年11月,ラージャパクサ大統領は2期目の任期を開始。
2014年,再びラージャパクサ大統領は大統領選挙の繰り上げ実施を決定。
2015年1月に大統領選挙が実施され,前保健相でもあるシリセーナ野党統一候補がラージャパクサ大統領を破り当選。
シリセーナ大統領は,統一国民党(UNP)と政権樹立。
ウィクラマシンハUNP総裁が首相就任。
2015年8月 ,総選挙が実施されUNP勝利。
単独過半数には達さなかったが,第二党のスリランカ自由党(SLFP)と大連立形成。
ウィクラマシンハ首相再任。【外務省HPから抜粋】


 

コロンボ

かつては首都としてスリランカの経済を支えた街、コロンボ。
首都が移った今もなお、人やモノが集まり、自然豊かなスリランカのイメージとはかなり違った活気ある姿に驚きます。
コロンボといえば「ショッピング」のイメージが強いですが、極彩色がまばゆいガンガラーマ寺院、コロニアル建築が目を引く官庁街や建築家バワの住まい、オランダ時代の息吹が残るフォート地区など市内はショッピング以外にもみどころが満載です。
コロンボの街を気ままに歩き回わるだけでも、その魅力を十分味わえることでしょう。
スリランカ、コロンボでの見どころをご紹介致しましょう。


◆ゴールロード

学校に通う子供から仕事をする人々までたくさんの人々が集まり街全体を活気づけている場所です。
雑貨店、お土産屋、レストランなどが並び観光スポットの一つでもあります。
ゴールロード沿いにあるお洒落なベアフットカフェは落ち着ける空間が創り出されていておすすめです。


◆独立記念館

1948年にイギリスから独立後、新しい政府が建てた独立記念館。観光客だけでなく現地の学生にも人気があります。


◆コロンボ国立博物館

現代のスリランカの歴史は浅いかもしれませんが、文明は数千年と存在します。
コロンボ国立博物館では紀元前4世紀にさかのぼるアヌラーダプラ王国時代の遺跡を見たり、スリランカの歴史などを学ぶ事ができます。


◆ベイラ湖

とても大きな湖で周囲には木々などが植えられています。
騒々しい市街から抜け出せ、観光客だけでなく現地の人々にも憩いの場として利用されています。


◆ヴィハーラ・マハー・デーウィ公園

ベイラ湖の南に位置するコロンボ唯一の大きな公園。
緑がとても豊かで、小さな動物園や子供が遊べるスペースがあります。
独立記念館から近く仏像を見る事もできます。


◆ペターマーケット

コロンボフォート駅に隣接してお店が開かれていて、サリーなどの買い物が楽しめます。
アボカドミルクシェイクは是非味って頂きたい飲み物の一つです。


◆ゴールフェイスグリーンプロムナード

ゴールロードをペターマーケットから西へ向かいたどり着くのがゴールフェイスグリーン。
海沿いを歩く事ができインド洋を眺めるのに最適な場所です。
とれたての食品や商品を売る屋台なども楽しむ事ができます。


◆ネゴンボ

コロンボの中心地から約30分北に位置するネゴンボにはビーチがあります。
ターコイスブルー色の綺麗な海で遊泳を楽しんだ後は、そよ風に揺られるヤシの木の木陰でリラックスしたり、自然とふれあい、癒やされるひと時を体験できます。


◆ピンナワラのゾウの孤児園

孤児ゾウを野生に返る為にリハビリをする施設で、コロンボから1時間以上離れた場所にあり、ジャングルの中にいるような気分になる場所です。


 

キャンディ

キャンディはシンハラ王朝最後の都が置かれた町で、キャンディの街全体が世界遺産として登録されています。
キャンディ湖という人造湖のほとりに整備された街並みが広がり、落ち着いた雰囲気のキャンディの中心部には、コロニアル風の白い壁の建物が多く見られます。

キャンディで一番の見どころと言えば仏歯寺。
観光では、キャンディ湖を眺めることのできる展望地から仏歯寺を見たり、プージャと言われる礼拝の時間に合わせて観光するのが一般的です。

キャンディ湖の向こうに仏歯寺が見え、二重の屋根がかかっている位置に、仏陀の歯が安置されています。
仏歯は、スリランカの王族によってインドから持ってこられたそうで、その様子を表すレリーフや壁画などがあります。
年に一度、8月に行われるペラヘラ祭りの際には、仏陀の歯が象の背中に乗ってキャンディの街を練り歩きます。
仏歯は仏歯寺の中で象に乗せられるので、入口は象が入れるように高い天井となっています。

仏師寺は、壁や天井の装飾がとても美しい場所でもあります。
壁には様々な仏画が描かれ、柱から天井にかけては、段々になった独特の模様が多く見られます。
仏歯寺はスリランカ仏教の原点というべき場所です。
装飾を見てもお分かりのように、同じ仏教とはいえ、日本のお寺とは大分異なる独特の雰囲気が流れていますが、流れる読経やお香の香りの中にいると、心も落ち着き、癒されるのを感じます。

シギリヤロック

シギリヤロックは5世紀後半、シンハラ王朝の王、カッサパ1世が築いた都城です。
ですが、岩山に築かれた王都シギリヤは、完成からわずか11年でその短い歴史を閉じます。
そこには、岩山に宮殿を置き、孤独な時を過ごしたカッサパ1世の野望と、悲しい親子の物語が隠されています。


5世紀後半、カッサパはダートゥセナ王の長男として生まれました。カッサパには、王族の血筋を持つ母から生まれた弟モッガラーナがいました。
カッサパの母は平民の血筋であったため、カッサパは弟モッガラーナに王位継承を奪われるのを恐れ、父王に不満をもつ将軍と共謀して父王を投獄しました。

そして王位継承を持つ弟をインドへ追放し、477年カッサパはカッサパ1世として即位したのです。
その後、カッサパは父ダートゥセナに、隠し財産をすべて出すように迫りますが、「貯水池が全財産だ」という父に怒り狂い、将軍に命じて父を殺害してしまいます。

しかし、そこからカッサパの後悔の日々が始まりました。
父を殺すという仏教徒として最大の罪を犯した彼は、罪を償うべく寺院や施療院を立て、善政に励みます。
そして弟からの復習におびえる日々を送ったのです。

カッサパは、亡き父が夢見ていた岩山の頂上に宮殿を立てる計画を実行します。
父を供養するため、また、弟の攻撃から身を守るために建てられたともされるシギリヤロックは、即位から7年後に完成しました。
玉座は岩山の頂上におかれ、中腹には、巨大な獅子像(現在は手足の部分のみ残されています)が作られ、まるで威嚇するように弟の逃れた南インドを見据えていたと言われます。
そして、11年後、インドから戦いを挑んできた弟モッガラーナにあっけなく敗れ、カッサパ1世は自ら命を絶ったのでした。


世界遺産・自然世界遺産のシンハラージャ森林保護区。
シーギリヤの遺跡は、5世紀にカッサパ1世(英語版)(在位477〜495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる。
岩山の中腹には『シーギリヤ・レディ』として知られるフレスコの女性像が描かれ、当初は500体ともいわれたが、風化が進み現在は18体だけが残る。
シーギリヤロックは火道内のマグマが硬化して出来た岩頸で、形状は楕円柱、標高約370m、岩頸そのものの高さは約195m、全方位が切り立った崖になっている。

 

 

宝石

スリランカを代表する特産物といえば、宝石、紅茶、アーユルヴェーダ製品、レース編み、ろうけつ染め(バティック)など。
スリランカには多くの代表的な品があり、観光土産と輸出品で世界中に、その良質さを認められています。

宝石はスリランカの名産品で世界的な産地としても有名です。
キャッツアイ、サファイア、ルビー、アレキサンドライト、ガーネットなどの産出国で、インドに近い北西部では、天然の真珠も獲れます。
宝石を扱うお店はリゾートホテル内や各都市にあります。
かつて、ソロモン王がシバの女王に捧げるために用意したのは、スリランカのルビーだったという伝説があります。
赤くて透明なスリランカのルビーは世界で愛されてきましたが、現在は青いサファイアが主力の産品。
イギリスのチャールズ皇太子が故ダイアナ妃に贈った婚約指輪もスリランカ産のブルーサファイアでした。 

同じ川底の砂にさまざまな種類の原石があるのがスリランカの特徴。
主な産地は中南部で、なかでも宝石の(ラトゥナ)街(プラ)という名前を持つラトゥナプラが有名です。
川沿いには小屋が建てられ、宝石探しの男たちが川底をさらう姿は、昔のゴールドラッシュを彷彿とさせます。


スリランカは「ダイヤモンド以外は大抵採れる」と言われるほどの宝石産出国で、その種類も多様です。
代表的なものはブルー・サファイアやルビーで、他にもキャッツアイ、ムーンストーン、トパーズ、ガーネット、アクアマリンなど様々です。
中でも、ブルーサファイヤ、ルビー、キャッツアイ、ムーンストンは、品質が高くておすすめだといわれます。 

 

セイロンティ

セイロン紅茶の「セイロン」とは、スリランカ民主社会主義共和国の旧国名です。

スリランカは世界有数の紅茶原産国で、そのセイロンティーも今や世界中で「おいしい紅茶」の代名詞となっていますが、スリランカで紅茶が本格的に作られ始めたのは、わずか130年前のことになります。
現在のスリランカ政府の統計によると、国全体の紅茶の総生産量は24万トンを超え、その96%が海外に輸出されています。
日本には毎年7千トン以上の紅茶が輸出されています。
味の濃いハイグロウンティーはミルクティー向き、味の薄いロウグロウンティーはプレーンや果汁入りの紅茶に向くとされています。
ハイグロウンティーは、高地の冷涼な気候のもと、非常に質の高い良い紅茶が
できるため、セイロン紅茶で最高級品とされています。


紅茶産地の紹介

ウヴァ(CEYKINESE UVA)
刺激的な大人の香り

スリランカ・セイロン島中央山脈南東地方原産(標高1300メートル)

特徴的な香りと味のため、好みが分かれるところですが、「自分好みのウヴァに出会うことは最高の幸せ」と紅茶好きの人々の間では絶賛されています。
水色は明るく美しい紅茶。ミルクとの相性も抜群ですが、1杯目は是非ストレートで香りと味を堪能してみてください。



ヌワラエリア(CEYKINESE NUWARA-ELLIYA)
霧に包まれた地で育まれた神秘的な紅茶
スリランカ・セイロン島中央山岳部ヌワラエリア原産。

霧に包まれた山岳地帯で収穫される、神秘的なイメージのハイグロウンティーです。
水色はオレンジ色。しっかりとした味で、どことなく甘い香りがします。
クオリティーシーズンは1~3月で、その時期に収穫されたものが最も香りが良いとされています。
セイロン茶ベースのティーバッグに多く使われているので、皆さんも知らず知らず飲んでいるかも知れません。
ブレンドにもよく使われます。ミルクティーにしても美味しく飲めますが、最初の一杯はストレートでどうぞ。
強い個性はありませんが、全体のバランスがとれたデリケートなセイロン紅茶です。



ディンブラ(CEYKINESE DIMBULA)
薔薇のように高貴な紅茶スリランカ・セイロン島中央山脈西部地方原産。
セイロン茶の代表格で、自動販売機などで売られている缶紅茶にも「ディンブラ茶葉使用」と書かれている商品があることで、聞いたことがある人も多いかと思われます。
ウヴァから中央山脈をへだててちょうど反対側の地域で収穫されるハイグロウンティーです。1月~2月が最も良い収穫時期、クオリティシーズンとされています。
「セイロン紅茶の女王」と呼ばれるスリランカ紅茶の代表高級茶。
バラの香りに似た優しい香りで、まろやかで程良い適度な苦味がとても心地よい紅茶です。
水色は明るいオレンジ色。ファニングスクラス”BOPF”が多く、短時間で濃く抽出されるので、お湯を注いだらその場から離れないようにしましょう。
アイスティーにするとタンニンが少ないから透き通ったオレンジ色の水色がとても美しく、クリームダウンも起こしにくいので是非お試しあれ。
レモン、フルーツティー、ミルクのバリエーションティーにも向いています。
日常の飲む紅茶としてオススメです。



キャンディー(CEYKINESE KANDY)
古都キャンディーで育まれた美しい紅茶
スリランカ・セイロン島中央部キャンディ地方原産。
キャンディを中心とした平原地で栽培されている、代表的なミディアムグロウンティーです。
水色が非常に美しく、特にアイスティーにすると見た目にも美味しい紅茶です。
他のセイロン茶に比べるて特徴は薄いのですが、とても飲みやすく、サッパリとしいた紅茶です。
水色に澄んだ紅色。
クセがないのでストレートやミルクティーのほか、アイスティーなどのバリエーションティーがあすすめ。
香りは少し控えめ。
特徴は薄い中級茶ですが、決して低級品ではないので着香茶よりはずっとオススメです。
スリランカでは最もポピュラーは紅茶です。



ギャル(CEYKINESE GALLE)
スリランカ・セイロン島南部ギャル地方原産。
ラトナピュラ、ルフナろ並んで代表的な低産地ロウグロウンティー。
中東地域などに輸出されチャイ(ミルクティー)用として使われます。
1~3センチほどの大型のOPタイプの茶葉が多く、茶葉の色は黒ずんでいて、非常にコクのある香ばしい独特の風味を持ち、チョコレートを思わせるほのかな甘みが特徴。
水色は濃い紅色。
一般的にロウグロウンティーは香りは良くないとされていますが、確かに繊細さは高地産茶葉に一歩譲るものの、しっかりとしたボディの強い芳醇な風味を持ちます。
また、渋味が少ないために、淡泊で渋みの強い茶葉にブレンドさせることによって、コクが増し渋味を抑え、まろやかな紅茶にすることができます。
低品質な茶葉は酸味が強かったり、後味の悪い雑味や苦味を持つことがあるようです。
ロウグロウンティーの中では比較的入手しやすく、高級茶ではないものの、ファンの多い茶葉です。
ブロークンよりもフルリーフタイプがオススメです。



ルフナ(CEYKINESE RUHUNA)
中近東で人気のスモーキーな紅茶
スリランカ・セイロン島南部地方原産。
ルフナとは現地シンハり語で「南」という意味で、セイロン島南部熱帯雨林に点在する茶園で栽培されています。
燻したようなスモーキーフレーバーと、濃厚な重い渋味が特徴。水色は深い紅色。
茶葉は黒く、同じ低地産茶葉に比べやや小振りで1~1.5センチほどで、ブロークンタイプもあります。
良質な茶葉にはシルバーティップが多く含まれていることがあるようです。
他の低地産ロウグロウンティーと同じく殆どが中東地域などへ輸出され、現地ではチャイ用として使われています。
繊細さかかけるものの、濃厚で個性ある風味はミルクティーに最適。
他のロウグロウンティーと同様に、渋味が強い淡泊な紅茶をブレンドすることによって、渋味を抑えコクのある紅茶にすることができます。
日本国内で入手するのは少々難しいのですが、ファンの多い紅茶です。
ブロークンよりもフルリーフタイプがオススメです。

バティック「ろうけつ染め」

溶かした蝋で布に絵を描き、布自体を染色することで美しい模様を生み出すバティック(ろうけつ染め)もスリランカでは盛んです。
地方に行けばバティック工場があり、制作過程を見学できます。
飾り用の絵画的なものや、スリランカで男性がよく履いているスカート状のサロンにもバティック染めが使われています。


Batikバティックとは「ろうけつ染め」のことを指し、布を染料で染める際に 色をのせたくない部分に熱で溶かしたロウ(wax)を塗り、水に溶かした染 料で染め定着させ、乾かしたらロウを落として、また同じことを色ごとに繰り返します。
その技法は日本を含めてアジアのほぼ全域、アフリカ大陸や各国に存在していて 科学的でない天然の染
料を使うところもあり、使用する材料も様々。
スリランカにおいてその歴史は意外にまだ浅く、半世紀ほ
どしかたっていません。
スリランカバティックで使用される主な染料はナフトール染料で、赤の発色が非常
に良く洗濯堅牢度が丈夫で色落ちしないという特徴があります。
染料の製造元は海外で、主にインド、韓国、日本製がポピュラーで、品質とコストのバランスが良いとされているのが韓国製の染料で、バティックだけでなくハンドペイントメーカーにも支持されています。
スリ
ランカのバティックは絵画的要素が大きく、他の国のバティックとそこが大きく異なる点であり、観光客に向けて製作されることがほとんどで、残念ながら昨今のスリランカの国内情勢の悪さが、観光業に打撃を与え続けたためバティックは余っている現状です。
政府系の観光客向けの店舗は、非常に安くバティックを作家や工房から買い取るためにバティックメーカーは、素材の品質を下げ て製作せざるを得なく、クオリティが低い作品が量産されるという悪循環が生じています。
そのような悪環境のなかでも芸術性の高いバティックを作っていこうという気概のある作家も存在しており スリランカバティックは、彼らのおかげでどうにか踏みとどまっています。
買い付けには入念な品定めが必要であるが、上質のバティックに出会えたときの喜びは格別でしょう。